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コミュニケーション能力を上げる方法:話を聞いてもらえる12の習慣

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結論

コミュニケーション能力を上げるには、3つを鍛えます。結論を一つ決めて理由と例を添えること、急がないペースと間と安定した声で届けること、そして返事の前に相手の話を要約できるくらい聞くことです。1日5〜10分、一度に一つの習慣を練習し、録音して相手に聞こえている自分を確かめましょう。構成、話し方、聞き方、相手に合わせる、の順に回す30日プランで習慣にできます。

目次 (8)
  1. コミュニケーション能力とは?
  2. 話す内容:わかりやすく伝える4つの習慣
  3. 話し方の改善:声で聞いてもらえるかが決まる
  4. 聞く力:また話したいと思われる人の習慣
  5. 非言語と、相手に合わせる力
  6. 言いにくいことを伝えるとき
  7. コミュニケーション能力を上げる30日プラン
  8. 上達しているかを確かめる方法

コミュニケーション能力は、ふわっとした言葉で語られがちです。実際に人が話を聞いてくれるかどうかは、いくつかの具体的な習慣で決まります。最初に何を言うか、どう聞こえるか、相手が「聞いてもらえた」と感じるか。その12の習慣を、練習法と一緒に紹介します。

コミュニケーション能力とは?

コミュニケーション能力とは、自分のメッセージを伝え、相手のメッセージを理解するための力で、上げるには下の5つの分野のうち弱いところから習慣を鍛えます。何をどの順で話すかを選び、声と体で届け、相手の話を聞く。多くの人は言葉選びだけを磨きますが、聞き手はあなたの声の聞こえ方や、自分の話を聞いてくれているかどうかも見ています。

分野内容セルフチェック
話す内容わかりやすさ、構成、簡潔さ言いたいことを一文で言えるか
話し方声、速さ、間、トーンよく聞き返されないか
聞く力注意、質問、要約相手がいま言ったことを言い直せるか
非言語表情、姿勢、視線表情と言葉が一致しているか
相手に合わせる力詳しさ、言葉選び、伝え方相手によって説明を変えているか

話す内容:わかりやすく伝える4つの習慣

わかりやすい話とは、聞き手が最初の1〜2文で要点をつかみ、なぜそう考えるのかについていける話です。必要なのは語彙の多さではなく、言葉を並べる順番です。

1. 結論から話す

先に結論、背景はそのあとです。「リリースを1週間延期すべきです。理由は2つあります」のほうが、5分かけて同じ一文にたどり着くより伝わります。行き先がわかると、人は注意して聞いてくれます。日本の職場でよく言われる「結論ファースト」です。

2. 結論、理由、具体例で話す

説明や提案は、結論、理由、具体例の3拍で話し、最後にもう一度結論を言います。「外部の業者に頼むべきだと思います。社内にそのスキルがないからです。前回自分たちでやったときは、3週間の移行に3か月かかりました。なので、業者に頼むほうが早いです」。いわゆるPREP法です。練習として、1週間、身近な質問3つにこの型で声に出して答えましょう。

3. 一文に一つの内容

「〜なんですけど、〜で、〜なので、〜みたいな感じで」とつながる長い文は、聞き手を迷子にします。文はひと息で言える長さで区切り、専門用語は、その場の全員が使っている場合を除いて普通の言葉に置き換えます。

4. ぼかし言葉を減らす

「一応ちょっと提案というか、〜できたらいいのかなと思うんですけど」では、提案が埋もれます。「一応」「ちょっと」「〜かなと思います」「〜的な」は、本当は確信していることまで自信がなさそうに聞かせます。ぼかしは本当に不確かなときだけに残しましょう。とっさに言葉を見つける練習は言語化能力を鍛える方法にあります。

話し方の改善:声で聞いてもらえるかが決まる

話し方は、多くのコミュニケーション論が飛ばす部分であり、相手が最初に気づく部分です。わかりやすい内容も、早口、小さな声、平坦なトーンでは届きません。同じ内容でも、楽なペースと間と安定した声なら届きます。

5. ついていける速さで話す

速く話すと頭が良さそうに聞こえると思いがちですが、聞き手には急いでいる、緊張していると聞こえ、理解する時間もなくなります。日本語では1分間に300字前後がよく目安にされ、大事なところはそれよりゆっくりで構いません。早口の自覚があるなら早口を治す方法の練習が役立ちます。

6. 大事なことの前に間を取る

大事な言葉や数字の前に1秒の間を置くと、聞き手は身を乗り出し、そのあとの間で内容を受け止めます。間は次の言葉を選ぶ時間にもなるので、フィラーも減ります。

7. 語尾まではっきり言う

語尾がもごもご消えると、聞き手は理解するために努力が必要になり、やがて聞くのをやめます。口を少し大きめに開け、「〜です」「〜ます」の最後の音まで届けましょう。音声の悪いオンライン会議では特に大切です。1日5分の練習は滑舌を良くする方法にあります。

8. 内容に合った声のトーンで話す

声のトーンは、言葉をどう受け取ればいいかを伝えます。決定事項や依頼は語尾を下げると、質問ではなく決まったことに聞こえます。詳しくは自信のある話し方で解説しています。温かさや熱意には高さの変化を多めに、悪い知らせにはゆっくり、低め、静かな声を使います。声そのものが弱い、平坦だと感じるなら、声を良くする方法から始めましょう。

聞く力:また話したいと思われる人の習慣

よく聞くとは、自分の番を待つことではなく、理解したことを相手に示すことです。効くのは2つの習慣、聞いたことを要約して返すことと、それについて質問することです。

9. 返事の前に要約して返す

大事な話には、答える前に言い換えて返します。「つまり、問題は予算ではなく締め切りということですね」。誤解を早めに見つけられ、聞いていたことも伝わります。115人の参加者による実験では、会話の相手がこうした積極的傾聴の応答をした人は、助言や単なる相づちを受けた人より「理解してもらえた」と感じていました(Weger et al., 2014, International Journal of Listening)。

10. 追加の質問を一つする

相手の話を受けた質問は、聞いていた証拠になります。スピードデート(短時間で何人とも話す出会いのイベント)を含む実際の会話の研究では、質問、特に相手の話を受けた追加の質問を多くした人ほど、相手から好かれていました(Huang et al., 2017, Journal of Personality and Social Psychology)。練習として、次の3回の会話で、相手がいま言ったことを受けた質問を少なくとも一つしてみましょう。

非言語と、相手に合わせる力

非言語のサインと聞き手への意識は、言葉が意図どおりに受け取られるようにするためのものです。表情、姿勢、視線は話す内容と一致させ、詳しさとペースは目の前の相手に合わせます。

11. 体と言葉を一致させる

相手のほうを向き、手は見える位置で力を抜き、話している間はおおむね相手を見て、考えるときだけ視線を外します。腕を組んでスマホを見ながら「喜んでお手伝いします」と言えば、人は体のほうを信じます。なお、よく引用される「メラビアンの法則」(言葉が伝える意味は7%だけ)は、単語と声の調子から感情を読み取る限られた実験に基づく数字で、日常会話で言葉がほとんど重要でないという意味ではありません。

12. 聞き手に合わせる

説明する前に、相手がすでに何を知っていて、どこまで詳しく知りたいかを考えます。上司は結論を一行で、エンジニアは理由を、友人はエピソードを求めているかもしれません。迷ったら「短いほうと詳しいほう、どちらがいいですか」と聞きます。外国語で聞いている人や、回線の悪い相手には、ゆっくり、やさしい言葉で話しましょう。

言いにくいことを伝えるとき

言いにくい話は、ゆっくり話し、評価ではなく事実を伝え、弁解する前に聞くとうまくいきます。ここでは声がいちばん大切で、ゆっくり、低め、安定したトーンが、内容が厳しくても場を落ち着かせます。

  1. 目的から話す。 「引き継ぎの件で話したいです。改善できると思うので」
  2. 人ではなく出来事を言う。 「あなたはいい加減だ」ではなく「報告書が2日遅れて届きました」
  3. 影響を言う。 「そのため、数字なしで発表することになりました」
  4. 聞いて、要約する。 「そちらでは何があったんですか」と聞き、答えを要約してから返事をします。
  5. 次の一歩を決める。 「では次からは、遅れそうなら水曜までに教えてもらえますか」

最初の2文は事前に3回ずつ声に出して練習し、落ち着いて言えるようにしておきます。会話中は、相手が話し終えたらすぐに返さず一拍置くと、聞いていたことが伝わります。

コミュニケーション能力を上げる30日プラン

1日5〜10分で十分です。各期間で一つの分野に集中し、習慣を積み上げていきます。

日テーマ毎日の練習(5〜10分)
1現状把握「どんな仕事をしていて、なぜそれが大事か」に1分で答えて録音。速さ、フィラー、結論が先に来たかを確認
2〜7構成身近な質問3つに結論、理由、具体例で声に出して答える。仕事のメッセージはすべて結論から書く
8〜14話し方間の印をつけた文章をゆっくり音読。1日1回60秒話して録音し、速さを確認
15〜21聞く力1日2回以上の実際の会話で、一度要約して返し、追加の質問を一つする
22〜28相手に合わせる一つの話題を30秒で、子ども、上司、専門家の3人に向けて説明する
29〜30振り返り1日目の質問を録り直し、結論、速さ、間、フィラー、トーンを比べる

上達しているかを確かめる方法

自分の感覚ではなく、録音と周りの反応で比べます。会話の印象は緊張や、頭の中で響く自分の声にゆがめられるので、1日目と30日目の録音を並べて聞き、信頼できる人1〜2人に気づいたことを聞いてみましょう。

うまくいっているサインは、聞き返されることが減る、自分が話したあとに会議が早く進む、相手があなたの要点を正確にまとめられる、の3つです。話し方の面は、Voceris が短い録音からペース、間、フィラー、明瞭さ、声量をスコア化するので、比較を数字で確かめられます。Voceris が分析するのは英語の話し声なので、英語の会議や面接、海外の取引先とのやりとりがある人に特に役立ちます。

よくある質問

コミュニケーション能力とは何ですか?

一般に、言葉で伝える力(何をどう話すか)、表情や姿勢、視線などの非言語、書く力、聞く力の4つに分けられます。スライドや図で伝える視覚的なコミュニケーションを加える分類もあります。

会話が上手くなるにはどうすればいいですか?

結論から話し、一回の発言を短くし、相手がいま言ったことについて追加の質問をします。急がないペースで短い間を取ると、聞き取りやすくなるうえ、自分が考える時間もできます。

話し方を改善するにはどうすればいいですか?

結論、理由、具体例という簡単な型を使い、一文に一つの内容にし、「一応」「ちょっと」などのぼかし言葉を減らします。そのうえで、速さ、間、語尾まではっきり言うこと、内容に合った声のトーンを練習します。

話を聞いてもらえないのはなぜですか?

多いのは、結論が最後まで出てこない、話が長い、早口や小さな声や棒読みで聞き取りにくい、の3つです。結論を先に言い、少しゆっくり話すだけで、数日のうちに相手の反応が変わることがよくあります。

コミュニケーション能力はどのくらいで上がりますか?

結論から話す、要約して返すといった簡単な習慣は、意識して練習すれば1〜2週間で変わります。速さや声のトーンなど話し方の習慣は、緊張した場面でも崩れなくなるまで、毎日の短い練習で数週間かかるのが普通です。

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